ゼンタングルメソッドには8つのステップがあり、6番目がシェード(影)です。
タングル(模様を描く)の後、鉛筆とさっぴつを使って影を付けます。

ゼンタングルメソッドでは影をつけるときに光源を定めなくても定めてもOKです。
画面の中で矛盾していても気にしなくて大丈夫です。
基本的にそれぞれのタングルをパーツとしてとらえて、
上になっているパーツの周りに影を付けると立体感が出やすいようです。

さっぴつは使わなくてはいけないということはありません。
使うところと使わないところを作ると影にバリエーションが出ます。

さっぴつは黒鉛をなめらかに広げたいときに使います。
寝かせ気味に持って、軽くこすりながら
濃い部分から薄くしたい部分に向かって伸ばします。
とても良く伸びるので、伸ばしすぎないように気を付けます。

全体が灰色になってしまうと立体感が減るので
ペンで塗りつぶしたところ、鉛筆の灰色のところ、何もない真っ白なところの
バランスを考えながら陰影を付けます。

私はこのようにしていますが、うっすら付けるのが好みの方や
もっと濃いのが好みの方もいらっしゃいます。
自分の好みで付けましょう。